
秋元才加が8月22日に行われた東京ドーム公演での卒業セレモニー、8月28日AKB劇場での卒業公演をもってAKB48を卒業する。
秋元才加といえば熱血漢。2010年にチームKのキャプテンとなり、気持ちが熱くてメンバー同士がバチバチ競い合う【体育会系チームK】の基盤を作り上げてきた。いまやチームKといえば、AKBグループの中でも特殊なチームとして考えられることが多い。とにかく熱く、練習熱心。公演の後には深夜まで皆で居残り、時には怒鳴り合いぶつかり合い、常に本気でぶつかってきた、こんなエピソードはAKBファンならみな知るエピソードだ。そのチームKを作り上げたのが秋元才加と大島優子、宮澤佐江だ。後輩にも先輩にも誰にでも厳しく何より自分に厳しい。しかし、厳しいだけではなく、秋元才加を中心として振りができないメンバーがいれば一緒に居残り、歌が得意じゃないメンバーがいればアドバイスを送りトコトンまで付き合い、絆を深めてきた。その雰囲気は、高校の部活のようなイメージ。そんなチームKは、他のチームに所属するメンバーから「チームKに移籍して自分を試したい」と声が上がるほど、AKBの中で大きな存在となっている。ファンが劇場で見たい公演、といえばチームKと言われるまでになっている。
今回の東京ドーム公演での卒業セレモニーでも大島優子、宮澤佐江、梅田彩佳、小林香菜が中心となり、秋元才加の卒業を盛大にそしてチームKらしく力強く見送った。披露されたチームK『ウッホウッホホ』は、秋元才加のゴリラぶりにも磨きがかかり、笑いあり涙ありの過去にない盛り上がりを見せた。前田敦子や篠田麻里子の卒業セレモニーにも匹敵するほどの素晴らしいコンサートだった。
あるAKBファンが東京ドーム公演後につぶやいた「秋元才加を嫌いなAKBファンは、たぶん一人もいないんじゃないかな?これって、多分すごく珍しいことなんだよ」という一言に、秋元才加の人柄が凝縮されている。
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秋元才加が7年間近い活動の中でAKBにもたらした変革は、本気でAKBを思い続け、本気でファンと向き合い、本気でパフォーマンスを続けてきたこと。その本気が、AKBというグループのDNAにしっかりと刻み込まれた。だからAKBは逆境に強い、大きなチャレンジを行っていけるグループに成長をした。それは秋元才加の功績だと言える。(dwango.jpより)