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Channel: 秋元才加ちゃんを応援するあたしの日常
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主演の小日向文世インタビュー!

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主演の小日向文世インタビュー!2011年に大好評を博した三谷幸喜作・演出「国民の映画」が2014年2月、一部新たなキャストとなって再演![インタビュー]
2011年に初演され、大好評を博した三谷幸喜作・演出「国民の映画」が、2014年2月、一部新たなキャストとなって再演される。1940年代、ナチス・ドイツ支配下のベルリンで、宣伝大臣ゲッベルスと映画人たちとが繰り広げる、芸術と権力とをめぐる濃密なドラマ。秀逸な芸術論ともいえるこの作品で、宣伝大臣ゲッベルスを演じた小日向文世は、2012年度の読売演劇大賞最優秀男優賞に輝いている。再演への意気込みを語ってもらった。
――実力派、個性派揃いのキャストに、渡辺徹さん、秋元才加さんという新しいお二人が加わりました。
 キャストが変わると自然とバランスが変わってきますから、そういう意味でもすべての絡みが変わってくると思いますよ。三谷さんも微妙に演出を変えてくると思いますし。還暦の僕が、愛人のエルザ役の25歳の秋元さんに、どうちょっかいを出すのか、そんなようなところも含めて。すごいなあ、25歳って。こんな歳になって25歳の人をさわることってないからな、ハハハハハ。
――初演の公演中、東日本大震災が起こりました。
 まだ余震で揺れる中、舞台に立ちましたけれども、全然こわくなかった。それもふっとぶくらい、客の前に立つのがこわかったんですよね。僕ね、39歳のときに「ハムレット」をやったんです。二日目の開演直前、プロデューサーが僕の耳元で、「劇評家が来てるよ」ってささやいて。「ほめられたい」と思ったその瞬間、僕はカーッっと緊張して、舞台に立ったら、口の中がカラッカラになって、それで長台詞を言わなきゃいけなかったんです。そんな大変なことはもう二度とないだろうと思っていたら、それ以上の事態がこの「国民の映画」で来たという。舞台で地獄のような時間を過ごし、家に帰ってテレビをつければ大震災と津波という現実と向き合い……。本当にしんどい時期だったなあ。

――最後にご覧になる方へのメッセージをお願いいたします。
 三谷さんの作品はどれも傑作だと思うんですけれども、その中でも、「国民の映画」は、いろいろな賞も受賞して、とりわけ光り輝く作品だと僕は思っているんです。再演ということで、もう一度練り直される舞台を、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。決してハッピーエンドの、楽しい、笑える芝居ではないけれども、こういうところから考えるきっかけって生まれるんだと感じることのできる作品だと思います。(イープラスより)



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