
元AKB48の秋元才加さんが主演し、伊佐市出身の俳優、榎木孝明さんらも出演する映画「マンゴーと赤い車椅子」のロケが先月、鹿屋市や大崎町など大隅半島の各地であった。
事故で下半身不随となり心を閉ざしていた23歳の女性が、故郷の大崎町でマンゴー農園を営む家族やリハビリに励む仲間との交流を通じて、再生をめざすようになる、というストーリー。大隅半島でのロケは先月16日から約1週間おこなわれた。
同18日には、入院中の主人公が榎木さん演じる父や三田佳子さん扮する祖母を病院の玄関で見送るシーンの撮影が、鹿屋市内であり、報道陣に公開された。
仲倉重郎監督は自身も車いすで生活を送る。今回の作品には実体験を生かしたという。母親役には南大隅町出身の俳優、愛華みれさんも出演。映画は今年秋の全国公開を予定している。(朝日新聞デジタルより)