「国民の映画」出演
三谷幸喜作・演出の「国民の映画」が、２月８日から３月９日まで東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。
２０１１年に絶賛された舞台の再演で、新たに元ＡＫＢ４８の秋元才加さやか＝写真＝が出演する。
１９４０年代のベルリンを舞台に、芸術と権力の狭間で揺れるナチス高官や映画人らの群像を描く。小日向文世、段田安則、風間杜夫ら重厚なキャストは今回も出演。秋元の役は新進女優のエルザだ。「お芝居のイロハも分からない私が、すごい人たちの中に入っている。異端児として化学反応を起こせたらいいのですが、迷惑をかけてはいけないと思ってます」
けいこ場では当初、初演でエルザを演じた吉田羊の動きをなぞろうとしたが、三谷から「それはやらなくていい」と言われた。「どう動けばいいのか怖くなりました。でも、三谷さんは演じる女優と役を合わせて役を広げて下さる。私のアイデアが取り入れられるとうれしいです」
ＡＫＢ在籍中から「ローマの休日」や「ロックオペラ モーツァルト」などの話題作で生き生きとした演技を見せてきた秋元が、本作でステップアップを目指す。「元ＡＫＢと言われ続けるか、秋元才加の名前が立つかは、この３年のがんばりが勝負だと思ってます」。（電）０３・３４７７・５８５８。(YOMIURI ONLINEより）